特定非営利活動法人どりーまぁサービスは、住民参加型福祉サービス(インフォーマルサービス)をはじめ、
訪問看護や訪問介護・デイサービスなどのサービスを提供し、 在宅で生活されている方々を応援し支援する法人です。

2012年11月20日火曜日

職員研修【報告】「ターミナルケア」~残された時間をともに過ごす~

11月16日、元徳島県看護協会訪問看護ステーション 管理者の長谷康子さんをお迎えして、
「ターミナルケア~残された時間をともに過ごす~」と題して、
どりーまぁサービスの職員研修会を行いました。


・ターミナルケアの目指すものは、最期まで尊厳ある生を支えるケアである。
・癌の痛みは、けがなどのような危険信号ではなく慢性的な強い痛み
 この痛みは人にとって無用な痛みであること。モルヒネ等の鎮静剤を使えば、
 癌の痛みの9割以上を取り除くことができる。癌の痛みは治療できる痛みであり、
 治療すべき症状である。
・臨死症状とケアについて。
・どう生きていくことをどう支えるのか、最後のその日まで、
 どう寄り添って支援していくのか考えていくことの大切さを学びました。


お忙しいところ、ご指導いただきました長谷先生、誠にありがとうございました。
この研修で学ばせていただいたことを、現場で活かしていきたいです。




長谷康子 様





2012年11月7日水曜日

オランダでのケア付き高齢者住宅の現状~視察報告会~【報告】


この度、「浅川澄一氏と共にオランダで学ぶケア付き高齢者住宅視察団」
~オランダのケア付き住宅、認知症ケア、安楽死の実情を探る~視察研修に、
どりーまぁサービス理事長 山口浩志が参加させていただきました。
その視察研修報告会を11月3日(土)ふれあい健康館にて、開催いたしました。


当日は、居宅介護支援事業所の方や、
NPO代表の方等、様々な分野の方々にご参加いただきました。

また、視察研修に一緒に参加されていた
若宮の里 津田統括管理責任者にもご参加いただき、
ご報告をいただきました。
オランダ人の幸福の考え方として、ケアやキュアは生きるための一部分にすぎないと考え、
逆にやればやるほどお金がかかる。

それよりも、病気になっても認知症になっても自分を失わない
気持ちを持つことを何より大切にしていました。
することがない事こそが不幸なことであるということでした。

ここ40年の間に、認知症を始めとする高齢者ケアのあり方や考え方は、
変わってきているそうで、いわゆる施設型ケアから在宅ケアへ移行し、
今後は環境型重視のケアに進められているようです。

例えば、農場型デイケアや、昔の思い出ミュージアム等がありました。
要するに、話題性を作ることからはじめ、昼間に対話を多くし動くことで、
夜間不眠や徘徊を予防しているようでした。
どんな状況になっても本人にとって、大切な生き方を支えるということの大切さや、
自分自身を見失わない生き方を改めて学んだ研修でした。
今後、実践に役立てたいと思います。

ご参加いただきました皆様、お忙しい所 誠にありがとうございました。






一緒に参加していた津田祐子さんからも報告いただきました。






複合ケア付き住宅「アクロポリス」


ゾルフ・バウデン・ランド(農場デイサービス)


ディグニタス(ホスピス)


オムリング(ケアホーム)


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